電動自転車の寿命どのくらい?バッテリーを長持ちさせる充電方法や適切な頻度について解説
目次
電動自転車を持っている人の中には、バッテリーを長持ちさせる方法が気になる人も多いのではないでしょうか。
バッテリーの寿命は基本的に3~4年といわれますが、適切な充電方法を守らなければ劣化スピードを早めてしまいかねません。
そこで今回は、電動自転車のバッテリーを長持ちさせる充電方法をはじめ、処分する際に気を付けるポイントついてご紹介します。
電動自転車のバッテリーについて
バッテリーは電動自動車が走行する上で欠かせないパーツの一つです。ここではまず、バッテリーに関する基本的な知識として、以下の項目について解説します。
・一回の充電にかかる時間
・一回の充電で走れる距離
・バッテリーの寿命
・バッテリーの種類
それぞれ詳しくみていきましょう。
一回の充電にかかる時間
電動自転車の機種によって異なるものの、フル充電するのに約3~8時間かかるのが一般的です。ただし、長い期間充電をしていない場合は、それ以上に時間がかかる可能性があります。
また、使用量だけでなく気温によってもバッテリーの容量は減少します。残量が減ってくるとペダルが重くなり、運転がしづらくなってしまうことから、
残量がどのくらいか適度にチェックしておくようにしましょう。
一回の充電で走れる距離
一般的に普及している12.0~16.0Ahの電動自転車の走行距離は、だいたい45kmです。通勤や通学で電動自転車を利用する人にとっては、十分な走行距離だといえるでしょう。
バッテリーの寿命
バッテリーは充電回数がおよそ700~900回、約3~4年を目安に寿命を迎えることほとんどです。
中には「使用頻度が少ないし、まだまだ問題なく使えるだろう」と思う人もいるかもしれませんが、使っていなくてもバッテリーの劣化は進みます。
また、充電をしてもすぐにバッテリーが切れてしまうように感じたら、バッテリーの寿命が近いかもしれません。
その状態のまま放置すると故障に繋がる恐れがあるため、気づいた時点でバッテリーの交換を行うことをおすすめします。
バッテリーの種類
電動自転車に使われているバッテリーの種類として、「リチウムイオン電池」と「ニッケル水素電池」の2つが挙げられます。近年では、小型軽量で長持ちするリチウムイオン電池が主流です。
従来のバッテリーは残量がある状態で充電を繰り返すと、バッテリーが次第に劣化してしまうことが課題でした。
しかし、リチウムイオン電池ではこうした課題が解消され、残量が残っていたとしても継ぎ足して充電できます。
こうした性質から、電動自転車を選ぶ際はリチウムイオン電池が搭載されたモデルを選ぶようにしましょう。
バッテリーを長持ちさせる方法
正しくバッテリーを充電することで、長く使用できます。以下の4つのポイントを意識するとよいでしょう。
・直射日光に当たる場所に長時間置かない
・電池を0にしない
・過充電しない
・適切なタイミングで充電する
それぞれ、解説します。
直射日光が当たる場所に長時間置かない
電動自転車は、なるべく直射日光が当たる場所に置かないように心がけることが大切です。
理由として、温度が高すぎる・低すぎる場合、バッテリーが劣化する原因になりかねません。特に冬場のように気温が低い環境下では、性能が落ちやすいといわれています。
そのため、長期間使用しない場合は電動自転車からバッテリーを取り外した上で、約15~25度の室内で保管することを心がけましょう。
電池の残量を空にしない
電動自転車に用いられているリチウムイオン電池は、残量が空になると電圧が急激に下がってしまうといった欠点があります。
この状態を放置すると、バッテリーの劣化スピードを加速させてしまう原因となりかねません。
充電の残量は40~60%を目安に維持することを心がけるほか、長期間使わずに保管する際も同様に残量がある状態にしておきましょう。
また、保管中もバッテリーが空にならないように定期的な充電が必要です。
過充電しない
中には、「一定量、バッテリーを使用してから充電したほうがよい」と考える人もいるかもしれません。
しかし、これはバッテリーの劣化スピードを早める恐れがあるため避けた方が無難です。充電が完了したらすぐに充電器から外すようにするほか、過充電をしないように注意しましょう。
また、バッテリーに使われている電池がニッケル水素電池には、メモリー効果が備わっています。
電池の残量があるまま何度も受電すると、最大容量が低下する恐れがあるため充電頻度には注意が必要です。
適切なタイミングで充電する
バッテリーの充電は、以下の2点のタイミングで行うことがベストです。
・充電の残量が少なくなったとき
・長い距離を走行する前
先ほども述べたように、残量を空にすることや過充電は劣化の原因となります。適切なタイミングで充電することが大切です。
また、その際は気温の変化が激しい場所での充電は避け、約15~25度の室内で充電するようにしましょう。
バッテリーを処分するときに気を付けること
バッテリーにはリサイクル可能な材料が多く使用されているため、一般のごみで処分できないケースがほとんどです。
そのため、バッテリーを処分する方法は自治体によって異なります。また、バッテリーは外部の衝撃によって発火する恐れもあるため、処分する際は注意しましょう。
主な処分方法は、以下の3つです。
・自転車販売店舗に持って行く
・回収サービスを利用する
・JBRC(小型充電式電池リサイクルセンター)に加盟している店舗に持って行く
回収サービスやJBRC(小型充電式電池リサイクルセンター)に加盟している店舗であれば、バッテリーの回収は無料で行っています。
ただし、持って行くのが面倒だと感じる場合は、回収サービスを利用するとよいでしょう。有料ですが、近くの店舗があれば手間が省けます。
なお、JBRCに加盟している店舗は、ホームページから検索が可能です。近くに店舗があるかどうか確認してみると良いでしょう。
まとめ
今回の記事では、電動自転車のバッテリーについての基礎知識や長持ちさせるコツについてお伝えしました。
電動自転車を長持ちさせるためには、バッテリーの充電について工夫する必要があります。
バッテリーの劣化スピードを速める原因となる、残量を空にすることや過充電を避け、適切なタイミングで充電をするようにしましょう。
また、バッテリーの寿命がきた際は、一般ごみとして処分ができない点も理解しておかなくてはなりません。買い替えの際は、必ず処分方法について確認しておくことをおすすめします。
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