電動アシスト付き自転車の価格ってどれくらい?維持費はかかるの?
目次
「電動自転車の価格ってどれくらいなんだろう?」
「種類によってどれくらい価格差があるのかな?」
電動自転車の購入を悩んでいる人の中には、こうした疑問を抱えている人も多いですよね。電動自転車は通常の自転車に比べて価格が高く設定されているため、
しっかりと吟味した上で購入する必要があります。
そこで、今回の記事では電動自転車の価格や維持費についてまとめてみました。
なお、原付免許が必要な「フルアシスト電動自転車」もありますが、この記事では世間一般に広く知られている「電動アシスト自転車」を取り上げています。
電動自転車本体の価格について
性能やパーツの品質によって電動自転車の価格は異なりますが、一般的には10万円~15万円ほどで販売されるケースがほとんどです。
機能としてはシティサイクル(日本で最もポピュラーな一般的な自転車)にアシスト機能がついた自転車といえますが、
シティサイクルに比べると5倍ほどの価格になります。また、スポーツタイプモデルになると20万円以上になる場合もあります。
電動自転車の価格が高くなる理由として、シティサイクルにはないモーターやバッテリーなどの電子部品が搭載されているほか、
それらを保護するための耐久性が必要なことが挙げられます。
電動自転車本体の価格について
電動自転車の種類や特徴、価格目安について下表で確認しましょう。
種類 | シティモデル | チャイルドシート付き | スポーツタイプ | 折りたたみタイプ |
タイヤ サイズ |
20,24,26,27
インチが主 |
20インチ前後 | 700cc(ホイールサイズ)×タイヤ幅 | 20インチ以下が多い |
特徴 | ・オプションパーツ有
・サイズ展開が豊富 ・頑丈で実用的 |
・子どもを乗せられる
・オプションパーツ有 ・重量がある ・安定感がある |
・小回りが利く
・軽くてスピードが出る ・長距離を走っても疲れにくい |
・コンパクト
・置き場所に困らない |
価格
目安 |
10万円前後 | 15万円前後 | 15~20万円前後 | 10~15万円前後 |
なお、電動自転車は以下の要素によっても価格が左右されます。
・バッテリー(容量が大きくなるほど高くなります)
・充電器(新車を買う分には性能差無し)
・性能の違い(変速周りや電子キー対応など)
・品質や素材の違い(スチール、アルミ、チタンなど)
品質や素材の違いですが、電動自転車はフレームパイプの素材が製品によって異なります。
スポーツタイプでは軽さを出すためにカーボンなどが使用されることもありますが、
普段使いの電動自転車は比較的錆びにくいスチールやアルミフレームが使われているケースがほとんどです。
種類別おすすめ用途
電動自転車の種類別に見た、おすすめの用途は以下の通りです。
・通勤・通学:シティタイプ、折りたたみタイプ
・買い物:シティタイプ
・子どもと出かける:チャイルドシート付き
・街中へ出かける:シティタイプ、折りたたみタイプ
・スポーツやレジャー:スポーツタイプ
とはいえ、上記はあくまで一例であり、心配な方は店頭で相談することをおすすめします。
電動自転車にかかる維持費
電動自転車にかかる維持費として、主に以下6つが挙げられます。
・充電費用
・バッテリー交換
・ブレーキシュー
・ブレーキワイヤー
・タイヤ交換(パンク・スポーク交換)
・盗難保険
充電費用
電動自転車は電力の力でモーターを駆動させ、アシスト力を借りています。
そのため、定期的な充電が必要です。メーカーによっても異なりますが、一般的にフル充電に必要な電気代は1回当たり5円から10円とされます。
通勤や通学などで毎日運転する場合であっても3日ほど充電がもつことから、1ヶ月にかかる費用は多くても数百円程度でしょう。
引用元:Panasonic 1回の充電にかかる時間と電気代は?
バッテリー交換
電動自転車のバッテリーは消耗品であり、一定年数で交換が必要です。
その際、交換代金として3万円〜4万円が必要になります。バッテリーの交換費は電動自転車の維持費の中でも高いため、以下の点を意識して使用しましょう。
・バッテリーが空の状態を作らない(過放電を防ぐ)
・バッテリーの消費を節約する(ギアを重くしすぎない)
・タイヤの空気圧を一定に保つ
・直射日光が当たる場所、寒い場所も避ける
中でもタイヤの空気圧には注意が必要です。電動自転車はバッテリーのアシストによってスムーズに走れてしまうため、タイヤの空気圧に気づかないことも少なくありません。
しかし、タイヤの空気圧が減少するとパンクの原因となるなど、走行に影響を及ぼすため、バッテリーを消費させてしまいます。事故を防ぐことも含め、
こまめに空気圧をチェックするようにしましょう。
ブレーキシュー
ブレーキシューがすり減った際は交換が必要です。部品代が2,000円から1万円ほどかかるほか、取り付けを依頼する場合は別途工賃がかかります。
なお、ブレーキシューとはホイールを挟むことによってブレーキをかけるパーツのことです。
摩擦によってブレーキシューがすり減ると、うまくブレーキがかからず事故の原因にもなりかねません。使用しているブレーキシューの溝が浅くなってきたら、交換を検討しましょう。
ブレーキワイヤー
ブレーキワイヤーの交換には1,000~2,000円ほどの費用がかかります。
ワイヤーにほつれや錆が生じた、ブレーキやシフトの操作が重く感じることがあれば交換時期が近いでしょう。
特にブレーキワイヤーはブレーキを左右する重要なパーツであり、少しでも違和感を抱いたら早めに交換することが大切です。
タイヤ交換(パンク、スポーク交換)
タイヤを交換する場合、交換用タイヤとチューブを購入する必要があるほか、依頼する場合は工賃が必要です。
自ら交換した場合は前輪・後輪の両方で3,000円前後、ショップに依頼した場合は 8,000円前後かかります。電動自転車のタイヤは消耗品であり、
古いタイヤを使い続けると滑りやすくなるだけでなく、事故にあうリスクも高まってしまうでしょう。
そのため、定期的なメンテナンスを心がけることはもちろん、タイヤがすり減ってきたら交換を検討することが大切です。
盗難保険
電動自転車を購入した際に、所定の料金を払って盗難保険に加入するか否かを選択できます。費用は保険会社によって異なりますが5,000円~設定されているところが大半です。
盗難保険とは、その名の通り自転車が盗まれてしまった際に購入金額の一部または全額が保証され、保険金が支払われる保険のことです。
加入は任意ですが、電動自転車は一般的に高額であることから加入しておいた方が安心でしょう。
電動自転車を買い替えるタイミングや処分費用
電動自転車の寿命は大体7~8年前後といわれていますが、買い換えを検討する目安タイミングとして以下3つが挙げられます。
・車体自体の寿命
・ブレーキやチェーンの寿命
・バッテリーの寿命
ブレーキやチェーン、バッテリーなどは早めに交換することで解決できますが、いつかは車体そのものが寿命に達してしまいます。
とはいえ、車体の寿命は各パーツよりも長いため、購入計画を立てる時間は十分にあるでしょう。
買い換えのタイミングとして、モデルチェンジや型落ちの時期に購入することはもちろん、セールが開催されているときが挙げられます。
とくにモデルチェンジ前は価格が下がる傾向にあるため、こまめにチェックするとよいかもしれません。
また、電動自転車を処分する際は防犯登録を抹消したうえで粗大ゴミに出す必要があります。
処分料は自治体によって異なるため、あらかじめ居住地域の粗大ゴミセンターに確認しましょう。
処分時の注意点として、バッテリーは通常のゴミとして処分することができません。
バッテリーについてはリサイクル協賛店や協力自治体が無料で引き取ってくれるため、対象店舗を確認しましょう。対象店舗は「一般社団法人JBRC」のホームページで確認可能です。
まとめ
今回の記事では、電動自転車の価格や維持費についてお伝えしました。
電動自転車は決して安いものではないため、少しでも長く乗りたいと考える方は多いですよね。
定期的なメンテナンスを心がけるほか、パーツや部品に傷みが見られた際は早めの交換を心がけましょう。
昨今ではインターネットでも電動自転車を買うことが容易となり、どこで買おうか悩んでいる人も多いかもしれません。
そんな方におすすめなのが、実店舗で購入するのとほぼ同じサービスを提供している「自転車館」です。
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