電動自転車の正しいメンテナンス方法は?費用や注意点について
目次
「電動自転車のメンテナンス方法が分からない」「手間や費用がかかりそう」と、先延ばしにしている人も多いのではないでしょうか。
定期的なメンテナンスを怠ってしまうと、そもそもの寿命が短くなるほか、修理費が高額になるケースも少なくありません。
そこで今回は、電動自転車のメンテナンス方法やその費用についてまとめてみました。
電動自転車のメンテナンスは必要なのか
電動自転車は購入したら終わりではなく、定期的なメンテナンスが必要になります。
というのも、乗り続けることで汚れが付着するのはもちろん、タイヤの劣化やフレームのゆがみなどが生じてしまうことがあるからです。
特に電動自転車にはバッテリーやモーター機器があるため、自分ではなかなか不具合に気づかないケースも少なくありません。
このような不具合を放置してしまうと、修理費が多額になってしまったり、場合によっては買い替えになったりすることもあるでしょう。
また、安全性が損なわれている状態で走行していると、事故や故障などに繋がってしまう恐れがあります。
このようなトラブルを防ぐためにも、自分で行えるメンテナンス方法や販売店での定期点検を怠らないようにしましょう。
メンテナンスの項目
電動自転車では、主に以下5つのメンテナンスが必要になります。
・タイヤ
・ブレーキ
・チェーン
・変速機
・バッテリー
それぞれ詳しくみていきましょう。
タイヤ
タイヤのメンテナンスでは、タイヤの状態を次の2つのポイントに注意して確認します。
・表面にヒビがないか
・空気がしっかりと入っているか
タイヤはゴム製であることから、たとえ使用していなくても経年劣化は避けられません。
また、走行しているだけで自然とタイヤの空気は抜けていくことから、空気が不十分な状態で走行しつづければパンクの恐れがあるほか、タイヤの劣化スピードも速めてしまいます。
そのため、3週間〜1か月に1度を目処に空気を入れることが大切です。空気を入れる際は、タイヤの側面を指で挟んだときに少しへこむくらいの硬さをめざすと良いでしょう。
ブレーキ
ブレーキのチェックでは、ハンドルをきったときにブレーキがきちんと作動するかどうかをチェックします。
このとき、車輪を回転させながらブレーキレバーを握り、前後のブレーキが作動しているか確認しましょう。
チェーン
チェーンに汚れが多く付着したまま放置するとタイヤの回転が重くなるほか、油分が不足して錆びの原因となります。
タイヤをスムーズに回転させるためにも定期的に汚れを取り除くほか、注油を心がけることが大切です。
具体的な手順としては、チェーンにパーツクリーナーを吹きかけ、汚れを雑巾で拭いていきます。チェーンがきれいになったら、オイルを吹きかけて馴染ませていきましょう。
この際、パーツクリーナーやオイルがチェーン以外に付着しないように注意が必要です。
変速機
電動自転車によく使われている内装変速機の変速がうまくいかない原因として、次の3つが挙げられます。
・変速ワイヤーが伸びている
・変速機の歯に古いオイルや汚れがたまっている
・チェーンがたるんでいる
ワイヤーの伸びやチェーンのたるみは、長期間走行していると必ず起きてしまうものです。
そのため、こまめに伸びやたるみの調整を行うほか、変速機の汚れをしっかりと取り除くことが欠かせません。
また、変速の調整は仕組みを理解していないと難しいことから、なるべく個人でなんとかせずに自転車ショップへ持ち込むことをおすすめします。
電動自転車 バッテリー
使う度にバッテリー持続時間が短くなっていきます。
なお、バッテリーの寿命は3〜4年程度といわれているのに対し、電動自転車そのものの寿命は8〜10年です。そのため、途中でバッテリーの交換が必要となるでしょう。
バッテリー交換の目安が今ひとつわからないといった方も多いかも知れませんが、自転車屋によっては店先にバッテリー診断機が設置されています。
バッテリーの減りが早いなと感じたときは、バッテリー診断機を設置している店舗で劣化状況を調べてもらうとよいでしょう。
電動自転車のメンテナンスは自分でもできる?
自転車屋で電動自転車のメンテナンスを依頼すると、それ相応の時間や費用が生じてしまいます。
そのため、この記事を読んでいる方の中には自分でセルフメンテナンスをしようと考えている方も多いかもしれません。
結論から言えば、電動自転車のメンテナンスはプロにお願いすることをおすすめします。
電動自転車は命を乗せて走っている立派な乗り物であり、自分のメンテナンスが不十分であったことが原因で事故が起きてしまっては元も子もないでしょう。
早い段階で不具合に気づき、適切な対処をとるためにも1年に1度は自転車屋で点検をしてもらうことが大切です。また、早期に不具合に気づけばそれだけ修理費も安く済むかも知れません。
電動自転車を購入したお店によってはメンテナンスの保証がついているケースも多いことから、一度メンテナンスについて問い合わせた上でプロの意見を聞くことをおすすめします。
また、その際に店先まで電動自転車を持参するのが大変であれば、配送に対応しているか、対応している場合の送料はいくらか、などもあわせて確認するとよいでしょう。
とはいえ、すべてのチェックを事細かにお店へ依頼する必要はなく、目に見える汚れを落とすことやタイヤの空気チェックなど、
自分でできるメンテナンスについては、日ごろから意識しておくことが大切です。
自分でメンテナンスをする際の注意点
知識や道具が不十分なまま自分でメンテナンスをしていると、一見気づきにくい不具合を見逃してしまうケースも少なくありません。
不具合がある状態で乗り続けてしまうと、安全性が損なわれてしまうことはもちろん、最悪の場合は事故に繋がってしまいます。
そのため、自分でできるメンテナンスについては常日頃から意識して行うようにしましょう。
自転車屋でメンテナンスする際の注意点
自転車屋でのメンテナンスを検討している場合、自転車を購入した店舗でメンテナンスの保証がついているケースも少なくありません。
必要があれば、費用やメンテナンスに係る日数などについて確認してみるとよいでしょう。
メンテナンスにかかる費用
販売店のオプションでパンク修理などを無料で行ってくれるサービスもあるものの、パーツ交換となった場合は別途費用が生じることがほとんどです。
電動自転車ではパーツ交換や修理にかかる費用が普通の自転車と異なるケースも多く、費用は店舗やメーカーによっても左右されます。
一般的な修理費用について、下表にまとめてみたので参考にしてください。
修理項目 | 費用 |
パンク修理(1カ所) | 500円~1,000円 |
タイヤチューブ交換(前輪、後輪いずれか) | 2,000円~ |
バッテリー(6.0Ah~8.0Ah) | 30,000円~ |
まとめ
今回の記事では、電動自転車のメンテナンス方法や注意点についてお伝えしました。
電動自転車は決して安いものではないため、なるべく安全に長く乗り続けたいですよね。そのためにも、自分でできるメンテナンスと販売店での定期的な点検を怠らないようにしましょう。
昨今ではインターネットでも電動自転車を買うことが容易となり、どこで買おうか悩んでいる人も多いかもしれません。
そんな方におすすめなのが、実店舗で購入するのとほぼ同じサービスを提供している「自転車館」です。
自転車館では組み立てた状態で配達されるため即日から乗れるほか、防犯登録手続きが不要といったメリットがあり、安心して購入できるでしょう。
ただし、今回まとめたメンテナンスについては有償になってしまうため、近くの販売店でのメンテナンス・修理をおすすめします。
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